コラム【Shall we breakdown?】始動!!
ブレイクダウン。重厚感の暴力。本能的な衝動を掻き立てるリズム。それは近代のロック・ミュージック、特にヘヴィ・ミュージックの楽曲にとってもはや不可欠な存在。
最近ふと"ブレイクダウンって気持ちいいなぁ〜"と改めて思うようになった。"この曲のブレイクダウンのかっこよさを他の人に伝えたいなぁ"という気持ちがそこから芽生え、特に深い考えも計画も無いまま、衝動的に"好きなブレイクダウンを何個か紹介するコラムシリーズ"を始動させることにした…!(おそらくブログを始めてから一番"何も考えずに"書いていると思う…笑)
題して:Shall we breakdown?
*こちらの題名は、日本のデスコア・シーン黎明期を支え、後にV系デスコア/メタルコアの代表的なバンドとなるNOCTURNAL BLOODLUSTが2010年に開催したイベントからそのままパクった拝借したものとなっている。
計画性が皆無の状態で見切り発車している企画なので、どれくらいの頻度で更新されるとかは今の所は未定だが、それなりのペースで続けていきたいと思っているので、ゆるく楽しんでもらえるとありがたい…!
というわけで、第1回に紹介するのは、こちらの4曲!
Bring Me The Horizon - 「Diamonds Aren't Forever」(2008年)
デスコアからメタルコアへと移行し始めた2ndアルバム『Suicide Season』収録曲。2:09からのブレイクダウンは個人的トップ5に入るくらい大好き。破壊力が凄まじい。最近は殆ど演らなくなってしまった曲だが、この曲のブレイクダウンでWODに参加するのが一つの夢だ。
While She Sleeps - 「FAKERS PLAGUE」(2019年)
昨年リリースされたシングル。このバンド特有の"跳ねる"リズム感が全体的に発揮されているが、2:50のブレイクダウンではそれが爆発する。ジャンプして暴れまわりたくなる。
Crystal Lake - 「Twisted Fate」(2010年/2020年)
初代ヴォーカリストKentaro在籍時に元々リリースされた曲で、初期のCLを代表する曲の一つ。アウトロのブレイクダウンは日本のメタルコア屈指の名パート。シンプルながら破壊力抜群な感じが、まさに2010年頃のシーンの特性が反映されていて面白いと同時に懐かしい。今年に入って現メンバーで再録されたが、さらに暴力的な仕上がりになっていて素晴らしい。
NOCTURNAL BLOODLUST - 「A Day to Re:member」(2011年/2013年)
このコラムの名前の元となったバンドを第1回に含めないわけにいかない。デスコア界隈からV系界隈へ移行する前から存在する曲で、1stアルバム『GRIMOIRE』にも収録されている。(音源における)1:41と2:39のザ・デスコアと言うべき重いブレイクダウンがメロディアスなパートと面白いコントラストを作り出していて、そのおかげでヘヴィなパートの衝撃がより強調されていると思う。